新着情報
NEWS & TOPICS
業界情報
2025.10.06業界情報
世界が認めた!和歌山県産有田みかんの栽培システム
普段何気なく食べている有田みかん。
実は400年以上の歴史と伝統に支えられていることをご存じでしょうか。
2025年夏、有田・下津みかんシステムが「世界重要農業遺産システム(世界農業遺産)」に認定されました。
和歌山では、すでに「みなべ・田辺の梅栽培」が認定されており、梅とみかんの2大名産が世界に認められたことになります。
世界農業遺産とは、国連食糧農業機関(FAO)が、持続可能な農業の技術や文化を未来へつなぐために設けた制度です。
特徴は、個別の技術だけでなく「地域全体の仕組み」が評価されること。
有田みかんは、以下の点が評価されました。
◎地形を活かした「石積み階段園」での栽培
◎多様な品種を組み合わせた安定生産の仕組み
◎保存・管理技術により、半年以上の出荷を可能にする「品種リレー」

江戸時代以前から続くこれらの取り組みが、「世界的に重要な農業」として認められたのです。
有田みかんを味わうとき、その美味しさを支える長い歴史と人々の情熱にも、ぜひ思いをはせてみてください。